雨の心配もありましたが、お天気は大きく崩れることなく、今年も三日間の報恩講をお勤めできました。

いろいろなことがあった一年でしたが、また来年の報恩講へと気持ちを新たにしているところです。

今年の御講師は西谷明彦先生（本願寺出版社編集専門主管）にお願いをいたしました。

滋賀県よりお越しをいただき、記者としての御経験の中での念仏者との出遇いをお話しくださいました。

昼・夜にわたって、大変心に残る御講話を頂戴いたしました。

またいつかの機会にお話を頂きたく思っております。

最後に、報恩講に参加し、また支えてくださった門信徒の皆様に心より感謝申し上げます。

有難うございました。

本年の「福島南組のつどい」は、勝誓寺様（須賀川市）での開催でした。

震災で大きな傷を負い、まだ完全には復興されていない中での研修会となりました。

御講師は、専能寺（仙台市）御住職の足利一之先生でした。

足利先生もまた、お寺が大きく被災されました。

小雨の降る中、しみじみと御聴聞をさせていただきました。

当山開基の如信上人（親鸞聖人の御孫）のご命日（新暦2月2日）と、当山前住職の祥月命日（1月2日）にちなんで、2月の第一土曜日に行っている法座（公開講座＋法要）が法泉忌です。

今年はちょうど２月２日にあたりました。

本年の第16回公開講座は、シテ方観世流能楽師の松山隆之先生をお招きいたしまして、１時間の御講話をいただきました。

能楽を観劇するための基本的な知識を教えていただき、参加者も先生に習って節をつけて声を出してみるなど、貴重な体験をさせていただきました。さらには実際の舞をお見せいただき、私も写真を撮るのもそこそこに、じっくりと魅入ってしまいました。

いつか松山先生に、当山の本堂で能の講演をお願いしたいと思っております（本気で）！